正義
こんにちは。
最近の趣味はカーヴィーダンスのまちるだです。
さて今日は「正義」について考えてみたいと思います。
理由は最近「ブタがいた教室」を見たから。
子供たちが必死にディベートしている姿を見て、自分も考えたほうがいいなーと思ったから。
そして、まいけるさんでるの本を読みつつ、こんなブームなのに結局自分自身のこと何も考えてないて気づいたから。
そしてそして、いま日本の原発がすごいことになってるに、知らんぷりしてるのは、気が引けたから。
さて、とりあえず辞書をひいてみましょう。
正義 【1.人の道にかなっていて正しいこと。
2 .正しい意義。また、正しい解釈。】
マイケル・サンデルは
「美徳と共通善の選択」
と言っています。
アメリカ元大統領ルーズベルトは
「正義と平和のどちらかを選ばないといけないならば、私は正義を選ぶ」
と言っています。
ワンピースでは、
「勝者だけが正義だ!」
と言っています。
正義ってなんなんだろうね。
さて、ここから持論です。
言論の自由をもつ憲法に基づき、勝手にぐだぐだ言います。
テーマ①
「ブタを養豚場に送るか、3年生にひきつぐか。」
-命の長さは誰が決めるの?-
映画見てないとわかんないテーマだね。
最初小学6年生が、ブタを育ててそれを最後には食べるという約束のもと
ブタのPちゃんを育てるワケです。新任教師が考えた命の授業。
だけど、卒業間際になってPちゃんを殺したくないという生徒が急増。
最終的には、自分達の手で養豚場に送るか、育ててもいいといってる3年生にPちゃんとひきつぐかってこと。
あたしは、養豚場に送る派。
理由は、生徒たちと一緒で、自分たちの手でPちゃんに責任をもったほうがいいと思ったから。
でもこれを書きながら、この選択って完全に自己本位だなって思う。。。
もちろん、ずっと育てることが出来るならそうしたいという気持ちは一緒。
結局実話でも映画でも、多数決で同票だったため、先生が
「教師の立場」として、養豚場行きを決意するわけです。
テーマ②
「原発の事故は東電の責任なのか、国民全体の責任なのか」
-原発はいるのかー
いま一番HOTな話題じゃない?
でもどうしてマイケルサンデルの本はあんなに売れるのに、
この実際的な議論はまったくないわけ?
放射能の影響を受けた子供達が出てきてるなか、
臭いものにはふたをする日本人の性質でごまかしていいわけ???
あたしは原発の必要性には、まだ答えが出ないけど、(どちらかというとあってもいいと思う派)
でも責任の所在に関しては国民全体にあるという意見。
あんなに電力会社だけを糾弾するのはおかしいでしょ。
税金がどんどん電力会社に流れていくのは見ててイライラするけど、
その原因を作ったのは間違いなく私達であり、わたしでもある。
結局正義って、自分本位であって、自分の立場の正当化にしかすぎないと思う。だから、世論は人のせいにする流れになってるんじゃないかな?
ここにある例があります。
「ある村があります。この村の住民はなに不自由なくとても幸せに暮らしています。
でもそれはある1人の少女が、軟禁というツライ目をあっているからこそ成り立っている生活なのです。
もしこの少女を良心の呵責から解放したとすると、この少女を助けることは出来ても、
村全体の住民の生活レベルはとても低いものになってしまいます。」
とまぁ、あたしの下手な説明ですみませんね。
あたしはベンサムの「最大多数の最大幸福」の立場によるから、
前者を支持するけど、もしこの犠牲になる少女が例えば自分の妹だとしたら、泣いて助けを求めると思う。
そう。
結局正義って、自分のたちばによる。
自分本位であって、自分の立場の正当化にしかすぎないと思う。
もし私が原発の目の前に住んでたら、被爆するリスクをすごく持ってたら
原発大反対だし、遠い遠いところに住んでて、生活に不自由を感じたら、原発賛成ってなる。
サンデル先生はね、
『公正な社会には、何が善良かの判断とコミュニティ全体への配慮が必要』と言っております。
1人では生きてけない人間だからこそ、自分のことだけでなく周りのひとたちのことも考えていけたら、きっと答えが見つかるような気がしてきました。